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ライブレポート :: Opeth

ライブレポート : Opeth

Opethのすべてのライブ Opeth [デスメタル]
2012年 2月 18日(土曜日) - Studio Coast, Tokyo
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カメラマン : Guillaume Catella




Opeth @Studio Coast

Progressive Death Metalの代表Opethが、Heritage Asian Tour 2012で東京に訪れ、最新アルバム“Heritage”の曲を演奏した。来月にはMarilyn Mansonのライブがすでに満席で予定されている広大なライブハウスStudio Coastには多くの人が訪れた。人々が入場する間にも、今後東京でライブを予定している様々なバンド名がアナウンスされた。Enter Shikari, Lamb of God, Chthonic, Marilyn Manson, Amon Amarth, Amorphis, Dream Theater, Arch Enemy,など、Creativeman主催の元で今後数ヶ月の間に訪れる予定となっているアーティスト達である。




18:00を過ぎると照明が暗くなり、早速今夜の主役がステージに登場した。ボーカルのMikael Åkerfeldtは東京の寒さなどそ知らぬシンプルなTシャツ姿で、ファンに軽く手を振りながら少しシャイな様子で現れた。イントロはなくすぐにThe Devil’s Orchardのギターの演奏が始まった。ツアー名にも記される様に、今夜は彼らの最新アルバムHeritageがメインとなっている。このアルバムはOpethの史上、最も劇的な変化が見られるものである。というのは、このバンドの中心的存在であるMikaelがDeath Metalを捨て、70年代のプログレッシブ・ロックに転向したのだ。結果的にそれほど成功はしなかったが、彼らにとっての良い挑戦であったと言えよう。




ライブはこの新しいジャンルの曲目、Heritageからの4曲で始まった。低い唸り声や激しいギターのリフはなく、Mikaelのクリアーな声が優しく穏やかなリズムの中で、柔らかくも物悲しく響き渡った。Blackwater Park からGhost Reveries までの時代の激しい曲を懐かしむ思いもあるが、目を閉じるとこのソフトで詩的なリズムにも感慨深いものを感じることが出来る。




その後Mikaelは、偉大なRonnie James Dioに捧げる曲“Slither”を披露した。彼がRonnie James Dioに初めて会ったのはなんと日本でのイベントLoudparkだった。この曲は高いキーで書いてしまったので後悔しているそうであるが、ライブでの生演奏は素晴らしいものであった。また彼は、低くも優しい声で会場にいるファンの応援によく応えていた。独特な淡白さのあるドライウィットに富んだジョークをよくファンに返した。また日本の全てが好きだと話した。その後、Opethのメンバーを軽くからかいながら紹介した。彼によるとベーシストのMartin Mendezは、とても目立ちたがり屋で最低10回以上彼のことを紹介しなければ、後でMikaelの尻を蹴飛ばすと言っていたことまで紹介した。また最後にバンドに入ったメンバーJoakim Svalbergは、すでにYngwie J. Malmsteenと過去に日本ツアーをしていたことを紹介した。




スウェーデンの伝統フォークミュージックの紹介としてFolkloreが演奏された後、舞台はまた雰囲気が変わり、Mikaelは彼らがかつてDeath Metalをやっていたことを説明した。それはまるで、もう彼らの中ではすでにDeath Metalの時代は終わっていることを強調したいかのようであった。ステージの第二部は、Opeth の有名なアルバムからのトラックで始まった。曲目はThe Grand Conjuration, Heir Apparent, The Drapery Falls 、 Deliveranceである。皮肉を込めて、MikaelはファンにDeath Metalを聴く準備はできているかを尋ねた。「Death Metalが怖い奴はいるか!?ヘッドバンギングをしてる奴を最低一人は見たいんだ。」それに応えるように、Heir Apparentの最初のリフが響き渡った瞬間に、すべてのファン達が歓声を上げた。ライトの光が輝き眩しく点滅し、メンバーはより野生的に、Mikaelはとうとう唸り声を上げた。




Opethのステージの終盤では、Mikaelがフローティング・ギターをやろうと言った。彼がギターをファンに渡すと、それがファンの頭上でまるでファンの渦の中を泳ぎ回ってから彼の元に戻ってくるようなパフォーマンスである。ファンはそれに賛同した、しかし再びMikaelの元に戻ってきたギターは、調律がめちゃくちゃになっていたのだ!俺らはプロじゃないといいながらギターを調律している間、彼らはファンとのコミュニケーションを楽しんだり、Fredrik Åkessonにギター・ソロを披露するよう提案し、ファンを飽きさせることはなかった。その後、ステージの最後の曲“The Drapery Falls”が終わった後、鳴り止まないアンコールに応えて“Deliverance”を聴かせた。




いつもファンに接近し尊敬を集めてきたOpethのメンバーは、最後に全員でステージ中央に集まって長いお辞儀をし、敬意を込めて“good-bye”と言った。2時間に渡るライブは、柔らかくも物悲しい詩的なパートと、激しく野生的なパートで構成されるものであった。Opethのライブは完璧で素晴らしく、ファンは最高に満足して帰途に着いた。




セットリスト:
The Devil's Orchard
I Feel the Dark
Face of Melinda
Slither
Credence
To Rid the Disease
Folklore
Heir Apparent
The Grand Conjuration
The Drapery Falls
Deliverance



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NanoRouxによる2012年 2月 19日
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